先日入庫のTLV-NEOから

 日産シーマ「伊藤かずえ仕様」をば。
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 伊藤かずえさんと言うとわたしの年代のイメージは一にも二にも「大映テレビの悪役令嬢」的なバイプレーヤーの思い出がまず浮かんでくる様な気がします(実際には「ポニーテールは振り向かない」や「ザ・スクールコップ」などで主演もされているのですが)わたし的にはそのイメージを逆手に取った「某学習システムのCM」とかも結構好きでしたがw
 

 その伊藤さんが、初代のシーマを新車で購入、以後現在に至るまで乗り続けてこられたという話をたまたま見掛けたCSの旧車レストア番組で知ったのは割合最近の事です。

 同時期にシーマを買ったわたしの元同僚などは2年もしないうちにセリカGT-FOURに乗り換えましたし「シーマ現象」とまで言われた熱狂のムーブメントもバブルの崩壊とともに一気にしぼんでしまった事、今では初代シーマを街中で見掛ける事が殆どなくなっている事を思うと伊藤さんが如何にシーマを大切にされてきたのかが良く伝わってくる様な心持がして何か独特のほっこり感を感じたのも確かです。

 ですから今回TLV-NEOでシーマがモデル化されると聞いた時、迷わずその仕様を予約したのも無理はありません(汗)
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 今回モデル化されたシーマタイプⅡリミテッドは特別塗装のホワイトパールのカラーで当時よく見かけたグレーや濃紺系に比べると独特の華やかさを感じました。
 元々シーマ自体クラウン辺りに比べてボディサイドの光り物が少ないだったのですが、それ故にカラーの変更だけでかなり印象が違って見えます。
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 まあ、これは本来ユーザーが求める「高級車」のイメージには最も近いカラーリングですが、殊シーマの場合はV6 3リッターターボによる強烈な加速と走行性が人気の要因のひとつでしたから凄みを感じるダーク系の色が選ばれる比率が高かったのでしょう。
 事実この手の明るいカラーリングのシーマは当時でもあまり見かけなかった記憶があります。

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 ミニカーとしての造形はいつもながらしっかりしたもの。
 通常品のトミカではメッキパーツ一体だったフロント周りはライト、グリルバンパーが別体化し、ボディ一体だったテールランプ周りも別パーツ化されています。
 ベースのY31セドリックをストレッチしたボディのせいか外箱もY31より微妙に長いのが凄いw
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 なお、通常品のトミカと当時のシーマ人気の思い出については近日このブログに上げますのでこちらもご参照ください。